いつも決まった時間に決まった場所から電車に乗る。電車の扉も同じだ。顔の知れた乗客と少しの新入りを除いて、いつもの空間が流れる。誰がどの駅で降りていくかは大体わかってくる。
座席に座っている人は5割寝る、4割スマホ、1割ボーッとしている。
毎日同じだと、自分は明日にはいけない。今日をただ繰り返している。そんな感覚に襲われる。カレンダーの日付だけ、ただ変わっていく、もう1年経つ、という会話を何度しただろうか。
大人になると時間が過ぎるのが早いというのは、この繰り返しのせいであろう。新しいことがないと、時間の感覚は無くなってしまう。
そんな毎日で私は製造業のサラリーマンとして働いている。
その製造ラインでは、均一な教育された人材が必要とされてきた。
それは間違いないだろう。
軍隊のように訓練され、同じ動作を繰り返すことで同じ製品を作り出す。誰でも同じ動きができるように均一な人材を採用する。それは他の人と異なる動きをする人は生産性や品質を損ないかけないからだ。
ただ現在、同じ動きを繰り返すことに長けているモノが登場、発展してきた。
それはロボットである。さらに、人工知能というAIを利用することで、状況に合わせて、動きを変えることも自らやってしまう。
確実に今まで採用されてきた均一な人材の必要性は下がってきている。
ロボットに100%はない。ミスは発生する。そのミスを人間が解析して、修理をする保全作業は必要になる。ただ、ここにAIが入ってくるとどうなるだろうか。
AIが判断して通常ではない動きをした時、なぜその動きをしたのか、その判断根拠は人間にはわからないものになっていくのではないだろうか。
このパラメータの値が高くなったから動きを変えた。という事実はわかるかも知れないが、そのパラメータが数字的に意味を持っていないことがでできそうではないか。
現にAIは人間から見たら何ら関係ないと思われる事象をもっともらしく結びつけることができる。ただ結びついたからと言ってそこに意味があるわけではない。意味はないけれど、なぜかそこに関係が出てくる。
人間に理解できない次元が存在していると私は考えている。3次元的には説明されないが、どこかの次元で関連性が高いということだと思っている。
話が飛び飛びになっているが、均一な仕事はどんどん人でなくてもできる、という世の中に変わりつつある。全てが一気には変わらない。
徐々に変わっていく。それも変化を受け入れたくない人の目には見えないように進んでいく。
その会社から一歩外では違うスピードで物事が変わっている。
変化の渦中に飛び込む必要はない、AIのプロに無理になる必要はない。しかし、どのような性質のもので、何が得意か、何が苦手か、市場調査はすべきだと思う。
自分たちの競合なのだから。
競合と自分たちの違いを意識して、競合にない強みで勝負するのか、競合を避けた新たな市場で勝負するのか、各々が取ることができる戦略は数多ある。今一度現状をしっかり把握して、自分の立ち位置を変えていくべきではないだろうか。